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2012年8月11日に、第7回例会が開催されました。
東京都文京区の大学にて15時よりの開催でした。
今回の講師は三船(仮名)さんで、内容は「絵画ワークショップ」です。


ふくろうゼミは2009年の発足から、以下のようなテーマを報告してきました。

�JAPANウニヴェルシタス構想とマルチチュードとしての大学  木村浩則

�いまのニッポンには“プロレス”が足りない  松田靖幸

�いかに絆を結び合うか―新たな生(life)の基盤として―  小倉康嗣 

�高等英語教育の現場からみる、教育・現代そして人間  泉暁

�日本における反閉(へんばい)の作法について  高野暁子
*反閉…中国に起源を持ち、日本の陰陽道・修験道・芸能等に影響を与えた呪法の一つ

�デッサン教室―絵は誰でも描ける― 三船

今後も大学の外での知的討議空間の創造をめざし、例会を重ねていきたいと思います。


第7回例会の様子を講師の三船さんにまとめてもらいました。



今回は「絵画ワークショップ」というタイトルで、2010年に実施させていただいた「デッサン教室」とほぼ同じ内容をお話させていただきました。「教室」と銘打ってはいますが、いわゆる教室のように「絵の描き方」「テクニック」...というもののレクチャーではなく、「絵を描くにあたっての対象物への向き合い方」がメインのお話です。



『絵は誰でも描ける』
絵が苦手な人、という方はたくさんいらっしゃいます。僕は、そういう方々のうちほとんどが「描けない、苦手だ、と思い込んでいる人」だと考えています。



今回のワークショップでは、まず自由に対象物(テーブルの中央にレンガを1個設置しました)を描いていただきました。こちらからの指示は、
・画用紙内に出来るだけ大きく描いてみましょう
・見たものを、見えているように画用紙に描いてみましょう
具体的には、この2つだけです。そしてしばらく自由に描いていただいた後、今度は少しだけ後押しする言葉をかけました。



・描けていない、何か違う、と思ったらそのまま描き進めるのはやめてみましょう
・見えるものが見えたように画面に描けていないと思ったら、消して描き直しましょう

参加者の皆さんは、自分の描いた絵と、対象物を見比べて、「描けていない」という部分がある事に気がつきました。例外なく全員が、自分の描けていない箇所を指摘出来ています。では、その部分は消せば良い。つまり、描けていない場所は消して、描けていると思ったらそのまま描き進める。この繰り返しで最終的には「描ける」のです。具体的なテクニックは必要ありません。時間はかかりますが、(なかなか描けなくても)あきらめず、(早く描き進めたくても)嘘をつかず、まずは描いて、そして消して、描いて、消して..そうして線を探していく繰り返しの先に、完成した一枚の絵が出来上がります。あきらめないという事は大変な事ですが、あきらめずに前に進みさえすれば、『絵は誰でも描ける』のです。



『描き終えて、自の絵を見る』
今回は限られた時間の中での描画でしたので、どうしても「最後まで」描き切る事は難しかったのですが、それでも序盤に描いた絵と、最後に出来上がった絵を比べてみると、驚くほど絵としての完成度が高まっていました。皆さんは自分の絵を見てどう思われたでしょうか?短い時間でしたが、今回のワークショップを通して、絵は誰でも描ける、ということが皆さんに伝わっていたら幸いです。



参加したみなさんの作品です。↓







文責 三船・南部
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